打ち子を雇って後悔した話(後編)
更新遅くなってすいません…
打ち子を雇って後悔した話の続編です。
打ち子を雇って後悔した話(前編)
長いあいだ、パチスロでお金を稼ぐ生活を続けていると、「ノリ打ちしよう」とか「打ち子として雇って欲しい」という誘いや相談をかなり多くもらった。
「大学の友人」や「友人の友人・知り合い」なんかが一番多かったが、本名や年齢さえも知らない人をメンバーに加えることもあったw
僕にはノリ打ちするメリットなんてほとんどないし、打ち子を雇うということ自体が好きではなかったので、断り文句から考えることのほうが多かったが、「どうしてもお願いします」と懇願されると断りきれなくなる。
僕は典型的な「THE 日本人」的な性格で、断ることが苦手な人間だ。
大学の友人には信頼できる人が多く、ズルをされたことは記憶を辿ってみても1回しかない。
育ちのいい人やボンボン育ちが多かったので、ズルをしてまで小銭を稼ごうとは思っていなかったのだと思う。
ズルをされたといっても、投資金額が本当のところは5000円だったのが、10000円だと申告されたくらいのかわいいもの。
それに気付いたところで、特に何も言うことはない。
心の中で「この人は信頼できない人だなー」と思うくらいである。
「打ち子として雇ってくれ」という相談を一番多くもらったのが、東京都内の某激戦区の超優良店で半ジグマでパチスロを打っていた時代だ。
都内最強の優良店!?プレミアムチケット
○翼!?○クザ!?チンピラAさんの末路(前編)
○翼!?○クザ!?チンピラAさんの末路(後編)
このホールには知っているだけで、パチスロ専業者が30人以上通っていた。
その中でも、僕は金額的にはかなり勝っているほうの部類であったと思うが、パチスロで勝つには最高の時代と言えども、パチスロ専業者でももちろん負け続ける人もいる。
※負け続ける人をパチスロ専業者とは言わないかもしれないが…
例えパチスロで勝っていたとしても、キャバクラ・風俗通いや競馬で散財などとにかく金遣いは荒く、資金的にショートしてしまう人をこの目で何人も見てきた。
当ブログを長いあいだ見ている方であればご存知かと思うが、僕は麻雀が大大大好きである。
3日間ぶっ通しで麻雀しても全く苦にならないくらい好きで、当時もよくフリー雀荘に行ったり、仲間同士で卓を囲んでいた。
大好きでかなりの時間を費やしてきた麻雀ではあるが、実力的には正直ウンコレベルであると思っている。
はっきり言ってクソ弱い…
大学時代には、僕と麻雀すれば金が貯まるとよく言われていたものだ。
恐らく生涯で、少なく見積もっても3000万円以上は負けているはずだ。
社会人になって、破産ギリギリまで追い込まれた時代には、パチスロで言えば200スロwくらいのレートで卓を囲むことが多かったが、当時は小銭が動く程度の範囲で遊んでいた。
僕が大学の友人以外と知り合うタイミングは、そんな仲間打ちで卓を囲む時だった。
パチスロと麻雀はセットかと思うくらい、パチスロ好きには麻雀好きが多いw
「一緒に麻雀しよう」という掛け声からどんどん横のつながりが広がっていく。
こうして、また一人、また一人とパチスロ専業者やその知り合いなど、交友関係は広がっていた。
ちなみに大学時代の友人に、麻雀をする人は少なかったので、麻雀を通して新しく知り合いができることは個人的には嬉しいことだった。
同じホールに毎日のように通っていれば、大体誰がどれくらいの金額を稼いでいるかは何となくわかるものである。
パチスロ専業者との会話をすると、「今月はいくら勝っている」だの「~のホールがめちゃくちゃ出している」という話題が多い。
不安定な生活をしている人も多く、一ヶ月負け越しただけで資金がショートしてパチスロが打てない人や北斗の拳の設定6を3日間ぶん回した結果、20万円くらい負けたので怖くて打てないという人までいた。
一緒にいる時間が長くなってくると、仲間意識が芽生えてくるのかw、
ピンチの状態にいる人のことは助けたいという気持ちが強くなってくる。
資金がショートした人には、お金を貸すこともあったし、打ち子として雇ったり、一緒にノリ打ちもすることもあった。
どうしても性格が合わないなという人以外、友達になりさえすれば、お金を貸すことにも抵抗がないし、一緒にノリ打ちすることにも抵抗はない。
僕自身、高レート麻雀で有り金全部をスってしまった時にはw、消費者金融ではなく、お金に余裕のある友人にお世話になったこともあるwww
この辺の感覚は一般的な人と違うし、あまり良くない感覚だとは思うのだが、細かいことは気にしていない。
こういう大雑把な性格なので、一緒に2~3回卓を囲んだことのある本名や年齢や住まいも知らない人wやその知り合いwwwとまでノリ打ちしたり、打ち子として雇うこともあった。
そんな適当なことをやっていたので、
大方の予想通り
もちろん
痛い目にあうことになるw
それも1回や2回ではないwww
ここからはかなり曖昧な表現を多用して書く事になる。
というのも、このブログは過去に出会ったことがある人がけっこう見ているらしいからw
コメントや問い合わせで、「●●ですか?」という連絡がけっこうあったり、LINEやショートメールで直接知り合いから連絡がきたこともある。
というのも、僕の雑記のエピソードやHNを見れば、僕と実際に会ったことがあり、本名や素性まで知っている人は僕が誰であるかはほとんど気付くからである。
そんな事情もあり、出来事を細かく描写してしまうと、あまり良くない印象を抱く人もいると思うんで…
そんな前置きばかりしてしまうと、書けないことばかりになってしまうのだが、「打ち子として雇った人の裏切りで最も後味が悪かった話」をしようと思う。
件の彼(以降A君)と出会ったのは、雀荘で。
僕の麻雀仲間と知り合いだったこともあり、卓を囲んでから少しずつ仲良くなっていった。
A君は年齢が僕よりも下(当時は僕も22~23歳)で、話を聞くとかなり大変な人生を歩んできたらしい。
家庭の事情で、高校にも行くことができず、東北の某県から数年前に都内に引っ越してきたらしい。
都内に引越してきた後は、アルバイトをしながら凌いできたが、生活の改善の余地がない。
お金を稼いで一旗上げるためにも、パチスロで稼ぎたいものの、全く結果が出ない。
手持ちのお金もなく、人生崖っぷちらしい…
A君には申し訳ないが、かなり厳しい状況で、パチスロで勝てたとしてもよっぽどのことがない限りは人生を好転させるのは難しいかなと感じるくらいのオーラを持っていた。
その場限りにはなってしまう可能性が高いが、とりあえずパチスロで月50万円程度であれば稼ぐことは難しくない。
同じ東北出身で、境遇にも似たようなところがあり、親近感が沸いたので、パチスロでの勝ち方、もっと簡単に言うと、都内某店でどうすれば簡単に設定6が掴めるかを手取り足取り教えてあげた。
一店舗だけだと安定して稼ぐことは難しいので、手持ちの色々なホールにも一緒に行って、確実にパチスロで勝つための方法論を伝えることができたと思う。
当時の僕には一緒にパチスロを打つ仲間が何人もいた。
多い日では1日に10人以上でノリ打ちすることもあったと思う。
10人でノリ打ちする場合、本来であれば、収支も均等に10等分したほうが良いと思うのだが、ホール情報の収集など含めて、肝となる部分は僕がやっていたこともあり、友人たちには申し訳ないが、僕への分配だけを多くしていた。
仮に10人でノリ打ちする場合、プラス分の3割を僕がもらい、残りの7割は7人で分配してもらうようなイメージである。
その代わり、仮にマイナス収支となった場合でも僕がお金を立て替えてあげていた。
立て替えた分は、後日の勝ち分から差し引いてもらえれば良い。
正直、僕個人が稼ごうと思った場合、このやり方だとそこまで多くの金額を稼げない。
一緒にノリ打ちしているメンバーが3人程度であれば、全員が毎日設定5・6を奪取することは不可能ではなかったが、さすがに10人だとそうはいかないからである。
必ず台にあぶれるメンバーが出てくる。
台にあぶれたメンバーは先に帰ったり、後ヅモのため、ホールに残ってもらったりもしたのだが、全員が納得できるように収支の分配を考えたり、色々な配慮をするのは正直不可能だと思った。
色々なことを考えているうちに、そもそもノリ打ちすること自体が面倒くさくなったり、周りの目が気になるようになり、僕自身は昼過ぎにはホールを後にして、麻雀三昧…
一応、一緒に打っているメンバーからは了承をもらっていたが、「ありえない」と思っているメンバーも多かっただろう。
ただし、収支自体は必ずある一定のラインを超える見込みの中でサボっていたので、僕以外のメンバーでも月に20日程度打てば、サラリーマン以上の収入は確実に稼げていたと思う。
日頃はサボってばかりいたが、一緒にパチスロを打っているメンバー全員を勝てるようにするためのホールの情報収集だけはめちゃくちゃ頑張っていた。
ホールの情報収集までサボってしまうとさすがに安定して勝ち続けるのは難しい。
この文章を書きながら、改めて感じるのだが、お金絡みのことで管理すべきところを適当にやってしまうと、裏切る人やズルをする人が出てくるのは当たり前だなと思う。
そもそも友人とパチスロを打つということに厳格な管理を求めること自体が嫌だから適当にやっていたのだが…
もちろん、想定外なことをやってしまうメンバーも出てきてしまう。
件のA君であるが、僕としばらく一緒に打つようになって、お金も貯まり、パチスロで勝つための基本は身についていたなと思う。
ある日、「今後は一人で打ちたい」という申し出が本人からあった。
10人でノリ打ちして、収支も10等分ではなかったこともあり、設定5・6を100%奪取できれば、もちろん一人で打ったほうが稼げるだろう。
A君はどこからか大量に打ち子を集めてきて、そのホールで立ち回るようになった。
僕が伝えた通りにやれば、簡単に設定5・6が掴めただろう。
別にホールは誰のものでもないし、お互いに厳格な取り決めがあったわけでもないので、何とも言えない部分である。
ただし、いつまでも同じやり方で高設定台を奪取できるわけではない。
ホールのクセが変わったため、充分な資金力がなく、大量に打ち子を抱えたA君はたちまちパンクしてしまう。
パチスロを打つ資金がなくなってしまったということで、懇願されたこともあり、再びA君は僕たちと一緒に打つようになった。
一緒に打っている間もこっそり打ち子を雇っていたようだが、しばらくしてからまたまた「一人で打ちたい」と申し出てきた。
僕も色々と伝えたほうがいいと思ったこともあったのだが、そもそも僕自身がやっていること自体が、世間一般から言えばおかしいことだったので、引け目もあり、A君には敢えて何も言わなかった。
その後もA君とは一緒に麻雀をしたりはしていたが、結局A君はパチスロで思うように勝てずに資金がパンク。
今度は「一緒にノリ打ちしよう」と言われても断った。
数年前に聞いた風の噂では、A君はオ●●レ詐●のメンバーの一員となり、実●をくらったらしい…
どうしてそんな風になってしまったのか…
一緒に麻雀をやっているA君は明るくていい奴だったのだが…
何とも後味の悪い結末となった。
※もっと色々書こうと思ったのですが、書いていて気持ち悪くなってきたので、この話はこれで終わりにしたいと思います。
話は変わりますが、人を雇うってことは想像以上に難しいです。
そして、大きな責任を伴います。
今は本業で、採用とか人事関連の仕事をしていることもあり、企業の内部を見る機会が多いのですが、それをヒシヒシと感じます。
ものすごく高い報酬か、お金以上の価値や道しるべを提供できない場合、環境に満足していない従業員が多くなると思うのですが、中小企業だと高い報酬を従業員に支払うことも難しいですし、お金以上の価値を提供できる経営者も少ないです。
そんなことを考えていると、与えられた環境の中で、いかに幸せや喜びを見出していけるかが非常に重要かなと思います。
色々なことに納得できない人は、めちゃくちゃ大きなパワーが必要ですが、自らの力で自分好みの環境を築いていくしかないです。
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タグ:週1コラム
案外ハイエナのうちこより難しいんかね。大量に雇うのもリスクあるんやね。
匿名sさん
大量に雇うことはかなりリスクあると思いますよー。
設定狙いで1日拘束するとした場合、
今の機種構成だと、設定5・6に1人が80%座れるくらいの
精度がないと打ち子なんて雇えないですね…
ど濃ゆい内容で期待通りですね(^^)
人の人生に責任を負うことは難しすぎます。自分の家族の幸せを考えるので精いっぱいですね(^_^;)
ノリ打ちはたくさんしてきたなー(^_^)
たれめるとさん
自分の家族の幸せを実現できることが
何よりも大切だと思います。
近い将来僕も恐らくw結婚すると思うので、
真剣に考えないといけないですよね…
子供もできると、毎日が賑やかで楽しくなりそうですね!
結構為になる記事ですねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
自分の地元にもほぼ1店舗ジグマエナ5人(打ち子か、全ノリ)ぐらいいますが、対して勝ってないだろってグループがいます。
結果的に、あまり上手くなく(ほぼ当日しか狙わないw)勝ってるのは間違いないけどなぁってレベルです。
代打ちに関しては正直やめた方がぃぃと思います。
今の時期エナしか勝てなく金の管理を出来ない素人にはハードルが高いと思います。
もし、ミヤタさんが代打ち雇うなら日当いくらあげますか?
自分は、5000〜7000円ぐらいかな(@ ̄ρ ̄@)
メガネくんさん
今の機種構成だと、代打ちとか打ち子を雇うのは
仰る通り本当に厳しいと思いますね…
>>もし、ミヤタさんが代打ち雇うなら日当いくらあげますか?
>>自分は、5000〜7000円ぐらいかな(@ ̄ρ ̄@)
日当で言えば、12000~15000くらいは出してあげれれば最高かなと思いますが、
それを実現できるだけの環境を見つけるのはかなり難しいですかね…
昔と比べて、今は高設定を掴むだけでもめちゃ大変な気がします。
周りには設定を使っている店が少ない、かつ設定使っている店は
そもそも抽選をパスしないといけないとかそんな状況
です…
若い連中は自分のことしか考えてないやつが多いですからね
自分も数えきれないぐらい嫌な思いしてます
トロさん
自分もホールで周りからムカつかれるようなことは
散々やってきましたからねー…
何とも言えないですw
とても考えさせられる記事だと思いました。
僕もハイエナの期待値稼働で代打ちを頼むことはあるのですが
なにぶん代打ちを頼む子は僕の友人か後輩だったりするので代打ちの子のミスにきつく言えない所があります。
たかだか少額のお金の為に友人関係を壊すのも馬鹿らしくて、、
でも、代打ちを懇願されたら断れないところもあり、、
難しいですね。笑
ともさん
近い人間と損得勘定のあるお金のやりとりをするのって
ほんと難しいと思います。
この年になっても未だに苦手です。
当人同士が納得できていれば、友人同士でも
雇い主や打ち子は成り立つと思うのですが…
気にしない人は全然気にしないと思いますが、
気になる人にはめっちゃ気になることですよね笑